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ライトノベル感想「“文学少女”見習いの、卒業。」

“文学少女”見習いの、卒業。 (ファミ通文庫)“文学少女”見習いの、卒業。 (ファミ通文庫)
(2010/08/30)
野村 美月

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もうひとつの”文学少女”の物語の、終わりとはじまり。
「わかったでしょう? 邪魔よ」 親友の瞳から、そう告げられた菜乃。しかも心葉は、そんな瞳とつきあうという! 仰天する菜乃の前に、さらに、瞳の過去――人を死なせたと噂された三年前、彼女の側にいた人物が姿を現す。瞳に何か起こっているなら、引くわけにはいかない! 心を決め、動きはじめた菜乃に、心葉は一冊の本を差し出し……。瞳が抱く秘密とは? そして、迫る心葉との別れと、菜乃の初恋の行方は――。もうひとつの”文学少女”の物語、堂々完結!








うっわ……すげえ。なんだこれ、すげえ……。

恋愛・悲恋物語ではあるのですが、ちょっと違うところに色々あったりして……。
外伝三部作は琴吹さんを除いて、本編との関わりは薄いので、あまり好きではなかった(=本編が良すぎるために)のですが、これはこれで一つの物語で、凄くいいと思います。
……って、なんか言ってることが既にぐちゃぐちゃ……。

前回のラストが衝撃的すぎましたが、「あー、こういうことなのか」と納得。
イナゴの伏線とか、ところどころの心情描写の意味する物、Kの考えていたこと……半分くらいしか読み取れませんでした(イナゴは全く分からんかった)が、解説シーンですっきりしました。
それこそ、この物語に味をつけるとしたら「後味さわやかなミント」って感じではないでしょうか。

そして何より、ラストの「サヨナラのための短い物語」がたまらなくいいです。

後輩視点の、卒業式の前の時間、永遠を求めたがる心。
よく分かります。分かりすぎます。私は先輩としてその立場だったのですから。
ホント……自分の卒業を控えていて、新しい世界、新しい物語へ準備はできているのに、まだ足りないことが……後輩がいる、っていう状況。
視点は違いますが、共感しすぎて切なくなりました。

時間と日程的に急いで読んでしまったのですが、2時間くらいかけてゆっくり読んだら間違いなく泣いてました。
そういう意味ではちょっと勿体無い?

最後の井上心葉の、唄うようなお別れのシーンとかもう……! 大嫌いだと言っていた頃を考えると、ホント、変わったというか……。
そういえばこの外伝三部作、心葉の成長も若干ですが描いているんですよね。初戀の頃は随分と余裕がなかった(それでも、真相解明シーンでは先輩らしいところを見せてくれましたが)のに、琴吹さんともちゃんと向き合っていて、何か吹っ切れたように見えます。
というか、「青空に似ている」を上映するシーンの心葉に惚れた。最初にそのタイトルが出てきた時は「ヤバっ……」と思ったのですが、あそこまで堂々とされると「成長したなぁ」とハンカチ片手です(誰だお前)

しかし逆に、「青空に似ている」の名前が初めて出てきた時の心葉の様子を見ていると、なんだか安心できるのも事実。まあ、順調に本を書いているのもありますし、もう心配しなくていい、みたいな感じでしょうか。
心葉は本編の主人公であり、悲劇のヒロイン的立場でもありましたから。
その場合、ヒロインである天野遠子が主人公的立場に回ったり。

ともあれ、そういった「不安定さ」が随分と平坦になり、「安定した」解説役・補佐役を務めていた心葉マジ惚れる(だから誰だお前)

そうそう。心葉が日坂菜乃に渡した雑誌の短編、あれのタイトルを見た瞬間、息を呑んだのは……いやまあ、誰だって同じ反応しますよね?
あれこそが、心葉の出した答えみたいなものだと思います。







さて。挿話集4は……琴吹さんが出るか出ないか、それが問題だ。(お前はまだそれを言うか)

正直、芥川一詩と朝倉美羽の話はとんと興味がないので、買うか買わないか少し迷ってます。
挿話集3なんかはほとんど興味の出ない話だったので、ん……まあ買うだけ買って、読みたいところを読んで放置しておけば、そのうち興味が湧くでしょうか……。元々は微妙だった外伝三部作も、今や長文感想を書くほどに感動しているのですから。

まあ、また出た時に。

で……半熟作家シリーズについては、ちょっと詳細を知りたいです。
半熟作家って心葉の事ですか? 編集者のルビ・ミューズには「音楽や学術を司る女神」という意味があるので、天野遠子のことかなぁ……。問題なのは琴吹さんが出ているかどうか(略

とりあえず、こっちは情報待ちで。
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[ 2010/09/03 01:29 ] ライトノベル・小説 | TB(0) | CM(0)

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