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ライトノベル感想(2/3)

断章のグリム〈10〉いばら姫〈上〉 (電撃文庫)断章のグリム〈10〉いばら姫〈上〉 (電撃文庫)
(2009/04/10)
甲田 学人

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教室で唐突に始まった怖い話。それは、初めてできた子を両親がボートから池に落として殺し、可愛がっていた二番目の子が同じ場所で『今度は落とさないでね』と語りかける、という内容。一緒に聞いていた真喜多莉緒は、その手の話が苦手だった。なぜなら彼女の名前は、死んだ姉と同じだったから―。
夏休みが始まり、雪乃とできるだけ長く一緒にいようと目論む蒼衣。だが、泡禍解決に赴いた雪乃と颯姫が戻ってこない。雪乃たちは、死なない“異端”を相手に真喜多家に閉じ込められているらしい。邸は異常現象により完全に外界と隔絶されていた。
雪乃のためにも単身で邸内へと救出に向かう蒼衣だったが―。


えー、

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖いって!!


(ネタバレオッケーな人は続きをどうぞ)




推理が簡単なように見えて、実はメチャクチャ複雑な話。泡禍が「いばら姫」だけだとどうやっても推理できないが、グランギニョルの索引がそれにしか出てこない以上・・・・・・

とりあえず私なりの推理を。

「針で刺されると茨が生えてくる」が一つの泡禍。
「水槽から生物が出てくる」は、いばら姫最初の「蛙」をモチーフにした話であると思われる。いばら姫では蛙が予言をしたので、それから派生したのか?

これだけでも判断つきにくいのに、まだ発生していない泡禍と、最初に発生した前提の泡禍―――「外界との隔壁」が「茨に包まれる」と考えたところで、「城の人が全て眠る」がまだ発生していないという妙な前提。

オマケに、全身針ぶっ刺し(これのせいでしばらく針を見ることができないだろう)母親は全く理解不能。これは何を意味している訳?

あとは・・・・・・リカかな。流し立ち読みした7巻で見た名前だし、本人の話と序章の噂を照らし合わせると、以下のどちらかが成立するはず。

<リカの言っている断章はホント>
彼女はいくつかの世界を辿り、いろいろなところでいろいろなことを見ている。で、たまに惨たらしく殺される。それなんてにぱー☆?

<リカの言っている断章はウソ>
精神疾患的な病気による妄想型理論。すなわち、彼女の「夢」のようなものか、存在しない事実の作成。

だがこれは、もう少し後に影響してくると思う。少なくとも今は考えなくていい。




まとめてみる。かぎかっこ内が小説内の話。薄い紫が私なりの童話との符合と推理。

「時槻雪乃・田上颯姫が真喜多家へと向かう」
茨に閉ざされた城へ王子が向かう。が、これは「失敗する王子」

「白野蒼衣が真喜多家へと向かう」
茨へ閉ざされた略。ただしこっちは「成功する王子」

「真喜多家の母親が死なない」
すなわちいばら姫の転生論。詳しくは本編参照。100年間「眠る」なので、中の人は死なない。逆に言うと、死ねない。

「真喜多家の母親の逃走」
???

「真喜多耀の傷口からの茨発生」
いばら姫は針が手に刺さり、深い眠りへと堕ちた。これをなぞったものと思われる。

「蛙の両目から芽が生える」
蛙そのものはいばら姫の予言の蛙のモチーフだろうが、なぜ芽が生えてくるの?

「水槽から現れた指」
完全に意味不明。水槽=蛙orザリガニと連想できたところでそれ以上が何も思いつかない・・・・・・



続いて、配役の話。

いばら姫=真喜多莉緒
王子(100年の眠りを目覚めさせる王子)=白野蒼衣
悪い魔女=真喜多さやか(真喜多家の母)
王子(強引に中に入っていって動けなくなったor死んだ王子)=真喜多耀
他エキストラ=父や祖母とか

とりあえずこう予想するのが最も適合するかと。
ただ、とても気になる話が一つあるので、案外全く違う話になる可能性がある。断章を持ってる人は<潜有者>になれるっけ?



さて、最後に、この巻最凶の謎。

最後に田上颯姫の前に現れた少女は誰?

私からすれば最悪だ。断章のグリム5巻6巻を読んでないハンデがここに来る。あれのせいで田上瑞姫の話が全く分からない。・・・・・・しかし今更読み返す気にもならないけど。

おそらくあれは田上瑞樹。・・・・・・だが、なぜ今現れるか。
可能性としては「いばら姫の生き返り」に「田上颯姫の願い」がシンクロして出てきたものだと思われるけど・・・・・・










では、あとは感想を。

田上颯姫がいい。

序盤の真喜多家で泡禍と戦う前の会話で、早く終わらせて白野さんに会いたいという彼女。時槻雪乃がなんでその名前が出てくるのかと聞いた後の、彼女のセリフにはぐっと来た。

「え? 毎日会いたいからです。もし・・・・・・忘れちゃったら困るから」

田上颯姫の断章は「記憶を喰う」。それは自分の記憶も例外ではなく、その断章を抱えている限り、彼女の記憶は食われ続けます。それでいてからこそ、そう思うのが凄くいいです。

・・・・・・ところで、

それって、違う意味で捉えていいの?
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[ 2009/04/13 21:43 ] ライトノベル・小説 | TB(0) | CM(0)

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