スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

1+1は?

共通認識はやっかいだー、というおはなし。




「1+1は何?」

と聞かれた時に、私は4つ+αの答えを持ちあわせている訳ですが、皆様はいかがでしょうか。

まず算数的に考えると、普通に1+1は“2”です。
しかし「2進数」という前提を加えると、答えは“10”です。十ではありません、イチゼロです。
(2進数は「2になるごとに桁が繰り上がってゼロになる」数字なので、1桁目が2になる=繰り上がって次の桁が1になり、1桁目はゼロになる)

記号的に考えると、漢字の「田」だったり、看板の形だったりします。この辺は小学生なら誰もが通る道ではないでしょうか。

変数的に考えれば、「答えは偶数である」ということしか言えません。
というのは、“1”という存在が数字としての“1”ではなく、整数型の変数だとするならば、何の数字が内包されているか分からない=回答不可、となります。
ただし同じ数字を足した数は必ず偶数になるため、偶数ということだけは分かります。

……と。

算数の最初に習う、「1+1は何?」だって、このように複数の答えが存在する訳です。

けれど普通の人は、「1+1は何?」と聞けば、答えは“2”と答えるでしょう。
それは日本人の頭に、「1+1」という問題は、算数的に答えるのが常識だとされているからです。

このように、日本人にはある程度の常識、即ち“共通認識”があります。

しかしこの共通認識、四則演算だとか、小学生でも分かる日本語の意味とかなら、ほとんどの人が同じ認識を持っているのでまだいいのですが、これが細分化されたものとなると、非常に厄介です。

最も分かりやすいのは、「人を殺すことをどう思うか」という問いかけ。

普通なら「良くないことだと思う」と答えるでしょう。
しかし、なら“殺人者には守るべき家族がいて、殺人を行わなければ家族が殺される”という「前提」があったら?
答えが善になろうと否となろうと、少なからず悩む時間はあるでしょう。

そう。重要なのは「前提」だと、私は思うんです。

さっきの「1+1は何?」という問題だって、例えば「10進数で計算する」という前提があれば答えは2ですし、「図形として答えを出す」のであれば……まあ人によって田んぼやら看板やらその他諸々あるかもしれませんが、少なからず答えを絞りこむことができます。

殺人者の話でも、最初から殺人者の事情を提示しておけば、ある程度の意見の分散があるでしょう。

しかし、前提がない場合、問いかけの相手が、問いかけた人にとって不都合――どころか、話として噛み合わない答えを返してくることさえあります。

例えばある異性の名前(ここでは「彼女」という名詞を使います)を出して、「彼女についてどう思う?」と聞いた場合。聞いた側をA、聞かれた側をBとします。

Aにとっては、別の友だちCが彼女のことを気にしていて、Cが彼女のことについて色々な人に聞いてみたい=AがまずBに聞いてみた、というつもりかもしれません。

けれど普通、いきなりそんなことを聞かれたら、「あ、こいつ彼女のことが気になってるんだな」と思うでしょう。
当然、話が噛み合わないままスタートします。

こうならないためには、「前提」というのはすごく大切なものだと、私は思います。
この文章をご覧になっている方も、普段の会話を思い出して、「前提」を提示しないまま話を進めてしまっていないか、ちょっとだけ省みては如何でしょうか?

そんなおはなし。
関連記事
スポンサーサイト
[ 2012/10/10 23:07 ] 語ってみた | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://darkness3538.blog77.fc2.com/tb.php/1885-34269b80











上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。