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一般小説読了『愚者のエンドロール』

<読了>
『愚者のエンドロール』(「氷菓」シリーズ)
著者:米澤穂信
レーベル:角川文庫


今月7冊目。






私自身、あまりミステリーを手に取ることがないので、ミステリーの歴史や変遷、叙述トリックの時代がどうこうと言われても「へえ、そうなんだ……」と呟くことしかできなかったので、この作品は純粋に「学園ライトミステリ」として拝読しました。

一応、分類としては一般小説に含まれる(現代で考えればライトノベルに果てしなく近いですけど)ので、目に見えた派手さはありませんし、“なんだかんだ言ってハッピーエンドで主人公がいい思いをする”というご都合主義もない、少しばかりほろ苦い終わり方です。もっとも、これは作者さんの持ち味みたいな感じですが(いえ、まだ3冊目なので偉そうに語るのもおかしいですけど……)。

そういう小規模な話を、ここまで「読みやすく、興味を持たせて」書いているのが、素晴らしいなと思います。

やってることはただの「劇中の犯人探し」なのに、ここまで“先が気になる”のを描けるって、すごいことだと私は思います。
また、そこに付加される人間の心情――例えばミステリーに対する考え方とか、同じ課題・問題に対する多方向からの解釈・推理とか、そういったものも面白い。色々な人間がいるから世界は面白い、とはよく言ったものです。

少しばかり盛り上がりに欠けてしまうのは、まあ、題材が題材ですし、しょうがないのでしょう。
起伏よりも現実、青春に付加する面白さとほろ苦さをモチーフとした作品なら、これが最適なのだと私は思います。

……うん。だから益々思うのは、どうしてこれをアニメ化したんだ?
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[ 2012/08/12 19:36 ] ライトノベル・小説 | TB(0) | CM(0)

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