スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

“いじめ自殺問題”について

峠を越えたという感覚はございますが、少し前より世間を賑わせております「いじめ自殺」について、私なりに時系列順での紹介と、それに基づいた考察をしてみました。お時間がございましたら是非ともご覧くださいませ。

(コメント返事は別記事にて行なっています)

<文中リンク>
1.時系列順の事件紹介
2.解決されるべき問題
3.私の考える、具体的対策







1.時系列順の事件紹介

そもそもの発端は7月4日でした。

「自殺の練習させられた」飛び降り自殺した男子生徒に関するアンケート 大津市 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000500-san-soci


大津市のマンションで昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、学校側が生徒を対象に実施したアンケートに、15人が「死亡した男子生徒が自殺の練習をさせられていた」と答えていたことが3日、関係者への取材でわかった。


「自殺練習」発覚に抗議電話殺到  滋賀・大津市教委 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000525-san-soci


滋賀県大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した直後、学校側のアンケートに15人の生徒が「死亡した男子生徒が自殺の練習をさせられていた」などと答えていたことが発覚した問題で、4日、同市教育委員会には「ちゃんと説明してほしい」などとする電話が相次いだ。



この時点では“10月に自殺した生徒に関する新事実が発覚した”というだけでした。まだ“実施したアンケートにこういうことが書かれていて、それが明かされていなかった”という程度でした……が。

「自殺の練習」というキーワードがあまりにも異質だったからか、この件に関する再調査があちこちで始まり、そして色々な事実の発覚と、事態推移が発生しました。



(7月4日)
大津市教育長「隠蔽でない」 中2「自殺練習」公表せず (産経新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120704-00000128-san-soci


大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、学校側のアンケートに生徒15人が「死亡した男子生徒が自殺の練習をさせられていた」などと答えたことを公表していなかったことついて、同市の澤村憲次教育長は4日、「隠したとは思っていない。(回答した生徒が)直接見たわけでなく、事実として確認しきれず、公表しなかった」と釈明した。


今も問題となっている「隠蔽体質」の皮切りです。
「自殺の練習をしていた」というアンケート(報告)に対して、「直接見たわけではない」という理由でアンケートを公表しなかった、ということですね。

正直なところ、この事実の善悪を考えるには、「生徒の自殺」という事実をどの程度、重く見ているかによると思います。
「事実として確認していない」という程度の理由で厄介事を回避した、と考えてしまえば、「生徒の自殺」をそう深刻なことだと思っていない、ということになりますね。

教育に携わる機関の長でありながら、生徒の死を軽く見るのも如何なるものでしょうが、悪いのはこの教育長だけでなく、「命」という存在が軽く見られがちになっている現代にもあるのではないでしょうか?



(7月5日)
【中2自殺】大津署が父親からの被害届3度受理せず「被害者がおらず」  - MSN産経west
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120705/waf12070513430021-n1.htm


いじめに遭っていた男子生徒が同級生から暴行を受けているとして、父親(46)が滋賀県警大津署に被害届を提出しようとしたが、3回も受理を断られていたことが5日、関係者への取材でわかった。

(中略)

当時の署の担当者に「被害者がおらず、刑事事件として立件するのは難しい」と受理を断られた。



翌日に、警察側の不祥が発覚します。「被害届の非受理」は色々な事件でも問題視されますが、この事件については、別の問題として扱う必要がありそうな気がします。
なぜなら、警察の言い訳がおかしい。「被害者がおらず~」と言いますが(これは「いじめられていた子なんていない」という意味ではなく、「被害者が既に死亡している」という意味です)、この言い分がまかり通るのなら、警察は殺人事件を捜査できないことになります。殺人事件は被害者が死亡していますからね。

こんな小学生でも思い付く言い訳を述べ、マスコミで取り上げる辺り、なんか裏にありそうな気がします。
最初に思い付くのは「加害者が警察関係のお偉いさんとどっかで繋がっており、どこかで圧力がかかった」=「適当な言い訳を取り上げてもらうよう根回しを行った」というくらいですが……。



(7月5日)
「自殺の練習」死亡男子へのいじめ 教諭「一緒になって笑っていた」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120705-00000520-san-soci


男子生徒へのいじめについて学校側が直後に在校生徒に実施したアンケートで、教諭が「見て見ぬふり」「一緒になって笑っていた」などといじめを放置していたことを示す回答が少なくとも14人分あったことが4日、関係者への取材でわかった。


(公表は7月12日)
痛いニュース(ノ∀`) : 大津・中2自殺 担任の先生、いじめ取材の記者に鼻歌 - ライブドアブログ
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1721365.html


(詳細はリンク先の画像を)


同時に先生側に問題があったことが発覚します。
いじめに関して「じゃれあい」という程度の認識しか持っていなかった、ということがよく分かります。
下の鼻歌云々については論外ですが、認識の誤差については、一方的に先生が悪いように見えて、かなり繊細な問題です。なぜなら「先生の見えていたところでのいじめ」は、本当にじゃれあいにしか見えなかったのですから。

それだけを考えると、ヘルプサインを出せなかった被害者や、気づいていた周囲が、先生に伝えなかったことが問題だ――と言われてしまうかもしれません。
これについては後述で詳しく。



以後、いじめの内容について日ごとに「こんなことがあった」「被害者はこんなことをされていた」ということが発覚し続けます。



(7月6日)
飛び蹴り、口に粘着テープ…自殺1カ月前に暴行エスカレート 大津市いじめ問題 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120706-00000518-san-soci


 学校が実施した生徒へのアンケートなどによると、男子生徒は7月ごろから同級生と行動を共にする姿が目撃されている。夏休みに入ると、同級生宅に外泊したり、一緒にゲームをしたりすることもあった。 しかし、同時期に貯金を数万円単位で下ろし始め、9月末までに12万円以上を引き出していたことが発覚。男子生徒の親族は友人宅に連絡を取り、宿泊させないよう頼んでいたという。
 アンケートでは、無記名だったものの、暴行現場を直接目撃したという生徒は「2学期が始まってすぐ、廊下で思い切り肺、おなか、顔を殴ったり、跳び蹴りしていた。一方的だった」と記述。このほか、「トイレで殴り合いがあった」(記名、伝聞)という指摘もあるなど、この頃から急激に暴行が本格化し、周囲も異常さを感じるようになった。
 9月下旬には教科書が破られたり、口に粘着テープを張られて羽交い締めにされて殴られたりするなど、いじめは急激にエスカレートしていたという。



(7月7日)
ニュース30over : 【滋賀・いじめ自殺】自殺後もいじめてた生徒が被害者の写真に穴を開けたり落書き 全く反省していない - ライブドアブログ
http://www.news30over.com/archives/6377401.html


 大津市で昨年10月、公立中2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、学校が実施したアンケートに「(教室に)貼ってあった男子生徒の写真の顔に、死亡後も、いじめをしたとされる生徒が穴を開けたり落書きをしたりしていた」など、執拗ないじめの様子に関する記述があったことが7日、関係者への取材で分かった。


このような報道があり、教育側が「自殺の原因の1つに、いじめがある」と認めたのが12日。



ニュース30over : 【滋賀・中2自殺】「自殺の要因の一つにいじめ」教育長認める - ライブドアブログ
http://www.news30over.com/archives/6391110.html


沢村憲次教育長は12日、市役所で記者会見し、「自殺の要因の一つにいじめがあると思う」と述べた。 市教委側が、いじめと自殺との因果関係を認めたのは初めて。


加えて、「自殺の数日前、“いじめが行われていたかもしれない”という話し合いがあった」ことも発覚します。


(7月15日)
中2いじめ自殺 自殺6日前、いじめ可能性を協議 担任ら複数の教諭 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120715-00000502-san-soci





ここまで時系列を整理すると、

・7月4日:去年10月の被害者の実態が一部明らかに
・7月6日~:他の実態が明らかに
・7月12日:教育側が自殺といじめの因果関係を認める

こうなります。
いじめについて世間が騒ぎ始めてから、教育側が認めるまでのべ8日。
どう取り繕っても長く感じてしまいます。本来なら騒ぎ出した翌日くらいには見解を述べるべき……というか、いじめ自殺が発生した時点でこれを認めていないとおかしいんですけどね。





2.解決されるべき問題

さて、このような初期推移が行われてから、さらに10日。本日7月22日においても、いじめ問題は解決していません。
この場合の解決は、以下の通りだと私は思っています。

・加害者への罰則の決定
行われたのは「いじめ」という呼称ですが、事実は「傷害罪を始めとした犯罪」です。

【大津】中2いじめ自殺事件まとめ @ ウィキ - 事件について
http://www48.atwiki.jp/tukamarosiga/pages/17.html


つまり加害者は法律に基づいて罰される必要があるわけです。
これについては、現在、刑事告訴が行われているようです。

【中2自殺】父親が滋賀県警に同級生3人を刑事告訴(1/2ページ) - MSN産経west
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120718/waf12071821360032-n1.htm


自殺した生徒の父親(47)が18日、暴行や恐喝、強要など6つの罪で、元同級生3人を滋賀県警大津署に刑事告訴し、受理された。


・学校側の事実容認と対策
事件が世間に知られてからずっと、学校側は「いじめと自殺は関係ない」という見解を述べています。途中からは「自殺の原因の一部かもしれない」とほんの僅かに態度を変化させましたが、大半の人は「自殺の原因=いじめ」と考えるでしょうし、それが普通でしょう。

自分の管轄で起きた事件については、因果関係を素直に認め、それに基づく対策を行なって然り。起きてしまったことは事実であり、どのような言い訳をしようと消えないのですから、まずは「認める」ところから始めなければ、事態は終息しないでしょうし、今後も学校に苦情等が寄せられ続けるでしょう。


・被害者と加害者、立場の明確たる定義
ニュース30over : 【滋賀・いじめ自殺】いじめた側にも人権…「自殺練習」真偽確認せず - ライブドアブログ
http://www.news30over.com/archives/6373817.html


大津市の市立中学2年男子生徒が自殺したことを巡って行われた全校アンケートで「(男子生徒が)自殺の
練習をさせられていた」との回答を市教委が公表しなかった問題で、市教委が加害者とされる同級生らに
対して直接、真偽を確認していなかったことがわかった。 市教委はこれまで、非公表にした理由を「事実を確認できなかったため」と説明していた。
市教委によると、「自殺の練習」は、生徒16人が回答に記していた。うち実名で回答した4人には聞き取りを
したが、事実は確認できず、それ以上の調査もしなかったという。加害者とされる同級生らにも聞き取りを行う
機会はあったが、「練習」については一切尋ねなかったとしている。
その理由について、市教委は読売新聞に対し、「事実確認は可能な範囲でしたつもりだが、いじめた側にも
人権があり、教育的配慮が必要と考えた。
『自殺の練習』を問いただせば、当事者の生徒や保護者に
『いじめを疑っているのか』と不信感を抱かれるかもしれない、との判断もあった」と説明。
結局、事実がつかめなかったとして、非公表にしたという。


学校側の事実容認の延長線上になりますが、学校側は、誰が被害者で誰が加害者で、誰が罰されるべきなのか、今一度考えなおすべきでしょう。同時に「人権」という定義からまず考えなおすべきです。
いじめられた側にも人権がある、というのは確かにそうかもしれませんが、「人権がある相手には調査を控える」という考えがおかしい。教育的配慮を考えるのなら尚更、いじめの抑止と被害者への配慮として、加害者を確実に摘発すべきでしょう。

これは今回の事件のみならず、「加害者にも思いやりを」という考えは、人間として修正すべきだと私は思っています。







3.私の考える、具体的対策

ではこの「いじめ自殺」について、どのような対策をとればよいか。
直すべきところ、新たに法を定めるところ、多くあるでしょうが、私が思いついたのは以下の通りです。
(ここから先は、以前ツイッターで呟いた内容と重複します)



○「手段」を用意する
よくテレビなどで、いじめられている人に「死んじゃ駄目だ」「生きてほしい」などと言っていますが、まずそれそのものが酷く誤っています。なぜなら現状では、自殺を考えているほどの人に生きることを強要するのは、すなわち「いじめられている環境から逃げるな」と言っているようなものです。

なので、まずはいじめられている人に対して、逃げ道などをまず用意するべきです。
もちろん「周囲に相談しろ」というアトバイスなどは論外。いじめられている人にはそんな余裕がありません。
手段は隔離学級だったり、転校という手段(これは学校側より親側ですが)だったり、なんでもいいです。
個人的に、「いじめている側といじめられている側を別環境に移す」ことが最短手段だと思っていますが。

現在でもそのような手段は存在しますが、もう少し強化すべきかと。
さすがに「隔離学級にいる人に対する差別的偏見」や「転校の提案に眉をひそめる」といった、人間として共通感情に近いものを根底から修正しろとは言いませんが、少しでも意識を変えるか、そういった「いじめから逃げる手段」を新規作成・既存手段の緩和化をするべきかと。

今の社会なら、いじめ問題に鋭敏になっていますから、多少無茶な手段でも受け容れられるのでは、と私は思っています。


○加害者へ罰を与える
上述しましたが、少し違う意味を持ちます。

悪くも悪くも(「良くも悪くも」ではなく、「悪くも悪くも」)マスコミによる世論への影響は膨大なのですから、まず加害者、つまりいじめていた側への罰を大々的に報道すべきです。
現在の刑事告訴が実刑判決にならなくても構いません。というかそんなのを待つ必要がありません。「いじめの~~という行為は○○という罰にあたり、懲役××年が発生する」という話を、具体的数値をもちいて説明すればよろしいでしょう。まずこれだけで、現状のいじめは確実に減衰します。


この2つが最重要だと、私は思います。
どちらか、ではなく、相互に、です。

あとはもう1つ、思ったことを。


○いじめについて考えなおす
いい加減、いじめについて精神論を振りかざすのはやめましょう。あと、「どうせいじめはなくならないんだし」と偉そうに諦観している人間は、個人的にいじめの加害者以上に殺意が湧きます。

いじめについて理解しろとは言いませんし、いじめを体験してないからとあれこれ言うつもりもありません。社会にはたくさんの人間がいるのですから、「いじめていた側」「いじめられていた側」「全く関わってない」、色々な人がいるでしょう。それらのうち一部の意見だけを取り上げるのもよろしくない。

だから、自分がいじめられてないからといって、考えを放棄してよいということにはなりません。
よく言いますが、そういう人は実際に自分がいじめられる立場になった時、周囲に助けを求めても誰も助けてくれませんよ? この辺はなんか高校3年生の体育祭の記事で書いた記憶がありますが。



どうせどの立場の人間にとっても、社会に属している以上、解決しなければならない――少なくともどこかに落とし所を作らないと、あらゆる意味で多くの人が不幸になる問題なのですから、ぴしっと解決しましょう。
まずはいじめについて、自分の意見を持つところから初めてほしいなと、私は思います。
関連記事
スポンサーサイト
[ 2012/07/23 22:29 ] 語ってみた | TB(0) | CM(0)

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://darkness3538.blog77.fc2.com/tb.php/1758-eb3f7e3e











上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。