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生徒数8000人超の巨大学園を支配する生徒会に、見習いとして入った僕。正式な書記になるには、会長のライバル・中央議長の朱鷺子さんに認められなければいけない。次第に明らかになる生徒会役員たちの過去、そして登場する前任の書記は……やっぱり変態さん?
着替え中の女子中学生を狙った(?)詐欺事件に、陰謀渦巻く文化祭実行委員会の委員長選挙、そして会長と朱鷺子さんとウサギを巡る失踪事件。次々と舞い込むトラブルを《生徒会探偵》聖橋キリカが一発解決! ますます加速するハイテンション学園ラブコメ・ミステリ!
巨大学園を支配する生徒会に、見習いとして入った僕。正式な書記になるには、会長のライバル・中央議長の朱鷺子さんに認められなければいけない。次第に明らかになる役員たちの過去、そして登場する前任の書記は……やっぱり変態さん? 着替え中の女子中学生を狙った(?)詐欺事件に、陰謀渦巻く文化祭実行委員会の委員長選挙、会長と朱鷺子さんとウサギを巡る失踪事件。舞い込むトラブルを《生徒会探偵》聖橋キリカが一発解決!今月2冊目。
順調に詐欺師への道を歩んでいる主人公でしたとさ。
細々とした話でしたが、決して「つなぎの1冊」と切り捨てることはできない面白さがありました。
前巻に比べて、犯人探しや現状打破の方法に慣れてきたひかげ、だんだんとパートナーになりつつあるキリカ、絶賛大暴走中のお二人さん。なんというか、「1巻の面白さをそのまま引き継いで新しい話を作った」って感じの、正しく続編を出した、みたいな感じです。
今回、主人公:ひかげをただひたすらにべた褒めする後輩キャラが現れるのですが、「ラノベにありがちな、なぜか主人公を好きなキャラ」という傾向でありながら、その“好き”さが発揮されるのがほとんどギャグパートな上、いわゆる男の娘(本来の定義とはおそらく異なるでしょうが)なので、普通に笑わせていただきました。
特に中盤から後半あたりにあった、ドア越しにひかげの狡猾さを褒めるシーンは大爆笑しました。
誰のことだろうね! とヤケクソになってるひかげが素敵です。
細々とした話の連続ということで、どうしても盛り上がりには欠けてしまうのですが、スローガンのシーンは本当に上手いというか、たったアレだけで惹きつけるというのが素晴らしいと思います。極端な山を用意しない代わりに空気を崩さず、それでいて盛り上げるところはきっちり盛り上げる……この小説、読めば読むほど、分析すればするほど味が染みるのではないでしょうか。
文章も(個人的には)読みやすいですし、時間が空いたらぱらりぱらりともう1度読みなおしたい、と思える2巻でした。
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