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一般小説読了『神様のパズル』

<読了>
『神様のパズル』
著者:機本伸司
レーベル:ハルキ文庫

今月4冊目。
久しぶりに一般小説を手にとってみれば、滅茶苦茶頭を使うものでした。



「宇宙は作れるか?」というテーマで話が進む、学園青春物+SF要素てんこ盛りの物語。
物理知識が必要……という枠を飛び越えて、理系の人間、それもかなり優秀な方でないと、何を言ってるのか分からない部分が多いと思います。少なくとも、超弦理論を感覚で理解できない私には取り扱えないシロモンでした。

だったら話で楽しむしかありません。

話の展開はすごく面白かったです。宇宙始祖のシミュレーションとか、発想に至る経緯とか。
経緯の方は「なんでもないことがヒントになる」というのはありがちですが、そこからの理論の発展が凄まじい。もちろん作中にて創作原理も存在するのでしょうが、この「なんでもないこと」から凄まじい理論発展をできる――それこそ「一を聞いて十を知る」を素で行く人こそ、天才と呼ばれる存在なのでしょう。

上記の通り、理論の内容は何言ってんのかさっぱり分からない……のですが、理解できるところを掻い摘んで(全体の2・3割程度ですが)思考すると、なかなか面白いな、と思います。
その辺が「発想」なのでしょう。

そういう展開とか話の流転とかは面白かったのですが……周囲のキャラクター、あとオチが、あまり私好みではありません。

特にオチ。え、これでいいの? って感じです。
いえ。テーマに軸を置くならこれで正解なのですが、なんというか、話として後味が悪い気がしてなりません。
もっとも途中から恋愛オチなど諦め投げ捨ててましたし、ここでベタに2人がくっついて終わり……というのはそれはそれで現実味がないのですが、この終わり方はちょっと気に入らないかも。

周囲のキャラについてはただ一言。感情変化が分かりづらい。
あと作中最大の謎であり、最後の最後に明かされるある要素なのですが、ものすごく呆気無く終わったというか、そこがダイジェストで語られているのもちょっと……。そのせいで、最後にヒロインがああなったのがものすごく不自然に見えます。




そんな訳で。

展開は面白かったし、理論はかなり固められていて(いや私には理解できない訳ですが)そこはかとなく天才っぽい雰囲気があり、作者のエネルギーが伝わってくる作品ですが、ちょっとラストが好みではないため、「読んで楽しかった」以上には成り得ない作品でした。

あとこう、頭を空っぽにして読めるラノベが恋しくなったとか。
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[ 2012/03/26 18:41 ] ライトノベル・小説 | TB(0) | CM(0)

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