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ライトノベル考察『新約 とある魔術の禁書目録4』


新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈4〉 (電撃文庫)新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈4〉 (電撃文庫)
(2012/03/10)
鎌池 和馬

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今月1冊目。






前回、ライトノベル感想『新約 とある魔術の禁書目録3』にて私が述べたことなのですが、

>禁書の面白いところって、
>・無能力者(能力をかき消すという力しかない)の上条当麻が、インフレしつつある敵にどう立ち向かっていくか
>それと、上条当麻の戦い方、というより主人公サイドの戦い方が変わりつつあるのも気になります
>もちろん、そういう物語もあります。いわゆる主人公無双と呼ばれる、最強の主人公が快刀乱麻の如く事件を解決していく物語
>それはそれで面白いのですが、それは禁書じゃないのでは

と書きましたが、書き終えて自分で「……何か語りたりないような気がするんだよなぁ……」と思っていました。

今回、4巻を読むことでなんとなく分かったことが1つ。
上条当麻という主人公(?)に違和感を覚えた理由として、「既存のシリーズに比べ、上条当麻の立場が大幅に異なっている」という物があるのではないか、と思い当たりました。

上条当麻は元々、ただの高校生です。無印1・2巻では本当にただの高校生。3巻で「超能力者(一方通行)を撃破した無能力者」、12巻ラストで「“神の右席”から命を狙われる人間=学園都市の重要人物」という立場を得ました。
そして16巻、後方のアックアが「上条当麻を殺すために学園都市を訪れた」ということから、作中世界における上条当麻が、「ただの高校生」から「学園都市の重要人物」へとはっきり分かったのが分かります。

ここから17・18巻、20~22巻と色々な戦いに関わり、結果、「第三次世界大戦の救世主」という立場と引換に、一時的に死亡扱いされました。

普通に考えれば救世主とは、世界から相当のウェイトを置かれる人物です。ドラクエでいう魔王を倒した勇者のようなものです。
ですが私はそれを実感できませんでした。というのも、

・13巻から始まった神の右席編まで、上条当麻がごく普通の高校生という立場で在り続けたため、急激な変化に適応できない
・20巻辺りから一方通行と浜面仕上が別主人公として関わってきたので、その分、上条当麻の印象が薄くなった
・22巻から新約1巻ラストまで「上条当麻は死亡したことになっていた」ため、さらに印象が薄れた

という点が挙げられます。
そして新約2巻以降、ただの平凡な高校生という立場はどこへやら。少し動いただけで物事が重大に動く、凄まじい存在感が醸し出される、英雄のような主人公となりました。

しかし先程述べた理由から、読者である私はそれについていけてないので、新約以降の上条当麻は「……え、これ誰?」という状態になってしまった訳です。

上条当麻は禁書シリーズの主人公。

主人公の雰囲気が急激に変化してしまった、それも理由が理解できても実感できない――それだけでもう、シリーズの根幹が崩されてしまったことにならないでしょうか。
この「根幹を崩す」というのは良い意味ではなく、悪い意味。斬新ではなく無謀。積み重ねてきた「シリーズの特製」をブチ潰したのに同じシリーズとして続けるという、百害あって一利なしという状況です。

ここまで新約としての物語が進んでしまった以上、読者が適応するしかないのでしょうが。
主人公が読者から遠い存在で、感情移入もできないのでは、これから先、物語を楽しむのが非常に難しくなってしまうのではないでしょうか。

そういう方面での「上条当麻のスタイルの違い」から、新約3巻に「なんか違う」という感想を抱いてしまったのかもしれませんね、私は。





……え? 新約4巻の感想?

これを読むくらいなら15巻を読みなおせばよかった。
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[ 2012/03/12 22:51 ] ライトノベル・小説 | TB(0) | CM(0)

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