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ライトノベル感想『なれる!SE6』


なれる!SE〈6〉楽々実践?サイドビジネス (電撃文庫)なれる!SE〈6〉楽々実践?サイドビジネス (電撃文庫)
(2012/02/10)
夏海 公司

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「桜坂君さ……バイトしてみない?」
 大学のゼミの同窓会で再会した伊織に持ち掛けられたのは小さなオフィスの無線LAN導入。かわいい女子からの誘いを受けてしまう工兵だったがそれが泥沼への第一歩で!?
 そんな表題作ほか、怪しげな新製品の検証をしたり、新卒なのになぜか面接官をするエピソードを収録。さらには橋本課長と梢にまつわる掌編も入ったバラエティに富んだ一冊です!







短篇集ということで話ごとの感想を書いていきたいと思いますが、相変わらず面白いなぁこのシリーズは、とだけ先に言っておきます。


<エピソード1:楽々実践? サイドビジネス>
短篇集と言いながらこの話は中編レベルの長さです。本の4割はこの話です。

本家っぽいノリ……ってまあ二次創作でもアンソロでもないので全部本家なのですが。
ともかく、「いつも通りの本編にありそうな話」です。
最初から西新伊織は怪しいと思っていましたが、”意外に落ちないなぁ……”の一言(地の文)で顔がひきつりました。「やっぱりなぁ!」って感じで。

相変わらず哀れな目に遭う桜坂工兵には涙を流すばかりです。今回、膝枕という萌えシチュがあったにも関わらず、頬が緩むどころか憐れむことしかできないという。膝枕シーンの挿絵があったところで多少の清涼剤にしかなりませんでした。でも室見立華さんはホント良い人!

あとまあ、そういえば4巻の人ってそれ以来出ていなかったなぁと思っていたら出てきたとか、2人の意外な関係に目が丸くなったとか、あー室見さんも人間らしいところあるんだなぁと変に安堵したりとか、何気ない小さな話ではありますが、色々なことが分かったり思ったりできた話でした。


<エピソード2:今すぐ始める? 検証作業>
最近気づいたことですが、工兵が調子に乗ったり調子が良かったりすると何らかの形で彼及び室見さんに災厄が降り注ぐようになってるんですね。最後の一文、私はリアルに「やめたげて!」と口にしました。

このシリーズ、主人公が割と“受け身→転じて解決”という、とりあえず課題・テーマは向こうからやってくるというタイプなのですが、今回は珍しく彼が首を突っ込んで周りを巻き込んでいます。
やりすぎると鬱陶しいだけですが、たまにはこういう形もいいんじゃないかなと。
そして舞台というかキャラ設定が大人というのはこういう話で生きてくると思います。“やらなければならない”理由が精神論だけでなく、納期という物理的な物が絡んでくると、どうしても問題を片付けなければならない。しかしただ“片付けるだけ”ではリアルと変わりませんから、そこに何らかの感情やストーリーを付加させる。
そういった面で輝くのも、このシリーズならではだと思います。



<エピソード3:絶対合格? 採用面接>
いやまあこの2人はいい加減に報われてもいいと思うんだ。……報われたところが物語のピークとなりかねませんが。
いつか面接をする側になりたいなぁ、という私の夢は木っ端微塵に砕かれました。

モチーフや舞台などから、どことなくラノベっぽくないなぁ、と度々思うシリーズですが、今回はオチでひっくり返りました。……アホかっ、アホかーっ!



<エピソード4:心に残る? 3分間スピーチ>
原稿用紙に直すとおそらく30枚程度になるんじゃないかという小さな話。
“やたら会話しにくいけどメールだと別人の如く砕ける”という性格の人をここ最近ある物語で見た覚えがあるのと、橋本課長のカラー絵が誰かを想起させるというどうでもいいことを味わいつつ、最後の一文がじわじわくる話だなぁと思いました。
ある意味、そういうスピーチで盛り上がれるのって素晴らしいのだと思います。
……変な意味で。



<エピソード5:完全? 禁酒マニュアル>
得てしてラノベの短篇集というのは最後にシリアスが来ると相場で決まっていますがそんなことはありませんでした。

完全一人称、それもいつもとは違う語り手だからか、文章が全く違っていて驚きました。
変に回りくどかったり例えで脱線したり、そういう部分はラノベっぽいんですが、相変わらずこういう語りは面白い。あとはこの人に語らせるとこういうことになるのか、とか、この人の脳内ってこんなに愉快(?)なんだ、とか、一人称を変えるのってそういう楽しみ方もあるんだなぁと知りました。

しかしまぁ……この話、時間軸的にはどの辺でしょうか。たぶん冬までには行っていませんが……もしかして表記を見落としているのかな、私。
というのは、この後、果たして彼はどうなったのかが非常に気になるのです。
……割とガチで。
……いやホント。

ってかあの人、こんなにベタ惚れだったんだ……。
ヤンデレの素質を垣間見てブルブル震える私でしたとさ。
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[ 2012/02/11 08:05 ] ライトノベル・小説 | TB(0) | CM(0)

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