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ライトノベル感想『まよチキ!10』


まよチキ!10 (MF文庫J)まよチキ!10 (MF文庫J)
(2012/01/23)
あさのハジメ

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マサムネによる告白。家出から戻ってきた紅羽。そして、学校に来なくなってしまった近衛と涼月。秋から冬へと移りゆく季節とともに、自分を取り巻く人間関係も、少しずつ、けれど確実に変わりつつあるのを俺は感じていた。そんな中、紅羽が近衛に告白すると言い出して、俺とマサムネは二人のデートを見守ることになる。その結末はまあ想像にお任せするが、前に進もうと決断した妹の姿や、さらにシュレ先輩の励ましを受けて、俺も走り出すことを決める。俺の親友である執事くんと、その主であるお嬢様がいる場所へ―。学園執事ラブコメ第十弾!少女の願いがもしも叶うなら、その時にはきっと、心を隠した仮面を外して―。「…私で、いいの?」。

今月21冊目。





前巻までのヘタレ具合はどこに行った!?


と、思わず叫んでしまう内容。
いいじゃん……いいじゃないですか、この話!
7巻以降の妙な流れはこのためにあったのか! と考えれば、7・8・9巻の停滞具合も許せるものです。
というかむしろナイス! と言いたい。
そしてここまで切らずにちゃんと読み続けた私にもナイス! と賞賛したい。

ラノベ特有の、「気づいたら100ページくらい読んでた」という読みやすさに、この内容。
はっきり言ってやってることは完全にテンプレ続きなのですが、ここまで積み重ねたものを一気に消化したって感じです。
王道を突っ切って輝いている物語。
シリーズ初期の設定が薄れている今、言ってしまえば“ただのラブコメ”でここまで作り込めるとは、本当に素晴らしいと思います。

素晴らしいと思うのは、安易なハーレムストーリーになっていないところ。
……いえ、まあ蓋を開けてみればハーレムっちゃハーレムですし、結局、涼月奏のアレは誰もが予想できるというか、むしろ「こうなることは分かっていたが、いつこれが来るか」という感じだったので、6章のサブタイを見た瞬間「あ、来るなこれ」と予測できたのですが、気づいたらわなわなと震えていました。

って話が逸れてる。ええとハーレムですねハーレム。
確かにハーレムなのですが、個人的に(ストーリー展開として)1番賞賛したいのは、シュレ先輩のシーン。
あそこで下手に恋愛要素を増やさなかったのはもう大成功としか言えません。収拾がつかなくなるより、ちゃんと基盤ができた話を進めた、というだけで、もうこの1冊の役割は果たせているのではないでしょうか。

同じことを言えば宇佐美マサムネなんかも最初は“恋愛関係(人間関係ではなく、物語として)”というより“相棒ポジション”あるいは“家族ポジション”で、だからこそ9巻のラストがあれだったのかなぁと思っていましたが、今になってみれば立派なヒロインの1人です。誰だようさみん不憫! とか言ってた奴!

さらにこの時点で、ヒロインズの状態が完全にリセットされたのも大きい。
突き詰めてみればシリーズ全体のオチは分かるものですが、お約束とかを考えずに考察すれば「どうなるか予測がつかない状態」です。
その上でヒロインズが想いを口にしており、かつ主人公がそれを把握しているのが、他のハーレムストーリーとは一線を画すところでしょう。

この10巻は完全に完成されていますし、それでいて続きが気になる。
私という読者も、ただ「涼月奏、萌え」とだけ言っている訳にはいかなくなりました。
大注目のシリーズと化けた今回の話。いい意味で超驚愕です。
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[ 2012/01/31 03:53 ] ライトノベル・小説 | TB(0) | CM(0)

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