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ライトノベル感想『恋物語』


恋物語 (講談社BOX)恋物語 (講談社BOX)
(2011/12/21)
西尾 維新

商品詳細を見る

青春は、きみに恋するためにある。

今月11冊目。

児戯たる考察が述べられています。一応、ネタバレ要注意!





<現時点での考察>
※忍野扇について

・『傾物語』『囮物語』『鬼物語』では女性で、『花物語』では男性。
阿良々木暦らが3年生、という時間軸を基準にすると、“今年”は女性で“来年”は男性。
これを同一人物として考える。

・『傾物語』16ページより抜粋
“つまり。
信号機にはもうひとつ、赤色と青色の間に、黄色があるのだと。
そしてそれこそ彼女の促したかったものなのだ。”

(彼女=忍野扇)

『鬼物語』271ページより抜粋
「普通の仕事ですよ。たとえて言えば、宇宙の大半を占める圧倒的な暗闇のように――ありふれた仕事です。間違っているものをただし、終わるべきものを終わらせる――強いて言うなら、嘘つきを罰する仕事ってところですかね」

『花物語』28ページより抜粋
「あはは。いいんじゃないですか、勘違いも、たまには。たった一度の過ちも許されないというのでは、人生は窮屈過ぎます」

これらの物語は時間軸的に並んでおり、全てのセリフが“怪異という存在”を別の何かに例えて言ったとするのなら、『傾物語』→『鬼物語』→『花物語』で考えが変わっているということになる。
少し飛躍するが、『傾物語』の時点では“怪異に対して中立”、『鬼物語』では“矛盾する怪異(例:八九寺真宵)に対して否定的”、『花物語』では“矛盾する怪異に対して緩和的”とも考えられる。


※“くらやみ”について。
くらやみとは、『鬼物語』で登場した“怪異の上位体”あるいは“怪異を超越した存在”。
作中で語られた定義が正しければ、「矛盾する怪異を除去する」というもの。
『鬼物語』では八九寺真宵が、“迷いがなくなった=成仏の条件を果たしたのに、現世に存在する”という理由で、八九寺真宵を付け狙った。

・『恋物語』146ページより抜粋
「『その町をかき乱すな――イレギュラーはあったが、その町は今ある程度安定している(以下略)」

・『恋物語』150ページより抜粋
「まあネタバレしちゃうとさ、そもそもあの町を頑張ってちゃんとしようとしているのが、臥煙さんってことになるのかな――いや、僕もこないだ教えてもらったところなんで、よくはわからないんだけど」

以上のことから、“くらやみ”の使役者、あるいは生みの親、操作者……何かは不明ではあるが、臥煙伊豆湖と“くらやみ”は何らかの関係があると思われる。
その上で先述した忍野扇のセリフ:『鬼物語』より抜粋したものを考えると、

○忍野扇と臥煙伊豆湖には何らかの関係がある
○2人の思考は、(時間軸的に)『鬼物語』の時点では統一されているが、『花物語』の時点では別離している

であり、

○忍野扇の思考変化と共に、忍野扇の性別が変化している可能性がある

ということを考えると、

○忍野扇には人格が2つあり、片方を臥煙伊豆湖に剥ぎ取られたか何か
○忍野扇には生命が2つあり、片方を以下略

→剥ぎ取られた、というのは比喩表現であり、有り体に言えば「自分と思考が異なる為の罰」の類ではないか

ということが推測される。
じゃあ忍野扇はどういう立場なのか。少なくとも本編時間軸では、怪異側、あるいは“くらやみ”側=臥煙伊豆湖に肩入れする存在ではないかと。

※じゃあ忍野扇って何なのさ。どんな能力を持ってんの?
→不明。『花物語』『恋物語』より、“他人をけしかける”ことくらいはできそうなのだが……。
本人曰く「忍野メメの姪」らしいが、忍野メメ自体に特殊能力があるわけでもないしなぁ……。臥煙伊豆湖サイドとして何か持ってるのか?


以上、出鱈目な考察でした。間に受けないように。




感想。

……やりやがったな……っ、と最初に呟きました。少しでも抱いていたワクワクを返せ!

とまあ最初に憤りつつ、この辺りになると「ああ、読んだ読んだ」という感想くらいしか思い浮かびません。
強いて言うなら「これ戦場ヶ原ひたぎの話……? いやいやご冗談を、『囮物語』の続編だよね?」と首を傾げたくなるくらいで、しかしこのパターンは『鬼物語』で既に味わっているので「またか」という感慨しか浮かばず。
ついでに言うと貝木さんは語り手に向いていても主人公には全く向いてません。全く。
まあ、物語シリーズって基本的に高校生が語り手をやっているので、これはこれで斬新というか、別の面から見れたという貴重な話ではありましたが。

あと“ひたぎエンド”というサブタイに騙された。そういう意味かッ!

そんな訳で、物語はファイナルシーズンへと移ります。……憑物語は割と興味がないですが、終物語にはかなり期待しています。というのも、『傾物語』の時点で忍野扇には結構な興味が湧いていたので。
あと“こよみブック”というサブタイが不吉で仕方ありません。……物語シリーズ、というタイトルすら伏線だったとか言うなよ?

伏線と言えば。千石撫子に関するドラえもん云々の伏線は上手すぎると正直思った。
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[ 2011/12/22 23:19 ] ライトノベル・小説 | TB(0) | CM(0)

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