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ライトノベル感想『新約 とある魔術の禁書目録3』


新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈3〉 (電撃文庫)新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈3〉 (電撃文庫)
(2011/12/10)
鎌池 和馬

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グレムリン。魔術と科学が融合した、世界規模の敵対勢力。第三次世界大戦後に突然現れた謎の組織が、アメリカ五〇番目の州・ハワイで暗躍しているらしい。
 イギリスの黄金系魔術結社『明け色の陽射し』のボスであるレイヴィニアの先導で、ハワイに向かう上条たち。そのメンバーは、上条当麻、御坂美琴、一方通行、浜面仕上、番外個体、黒夜海鳥である。そして、新ホノルル国際空港に到着した直後から、グレムリンの魔術師による襲撃は始まった。
 水面下で進行するグレムリンの陰謀。米国側で唯一それに気づいた男は、単独で抗戦を模索する。男はやたらハイテンションで、調子ぶっこいた野郎だった。名前は、ロベルト=カッツェ。誰もが知るアメリカ合衆国の大統領だった。


今月7冊目。

これは当感想とさほど関係ありませんが……当初の予定では、今月は『断章のグリム』→『さくら荘のペットな彼女』→『C3-シーキューブ-』→『新約 とある魔術の禁書目録』→『青春ラリアット!!』と読む予定でした(巻数省略)
ただ、シーキューブが……うん。
表紙を見てあらすじを読んで、読書意欲が激減したので……うん。短篇集だし、読まなくてもいっかぁ、なんて思ってしまっています。
まあ桜参白穂の話だけは読んどこうかなぁ、という程度。……感想は期待しないでください。






さて。

……どうしたものかねぇ。

面白いには面白いんです。ええ……面白いんですけど、相変わらず新約1巻から続く「なんか違うだろ」感が否めないというか。

この違和感は何かなぁ、と考えてみたところ、おそらく「禁書じゃなくなってる」って要素が大きいからではないでしょうか。

それと、「これを禁書でやる必要があったか?」というのも。

今までの……大体16巻までの禁書を見ると、禁書の面白いところって、

・無能力者(能力をかき消すという力しかない)の上条当麻が、インフレしつつある敵にどう立ち向かっていくか
・数多くの個性的なヒロイン+各巻ごとにヒロインが設定されている(1巻ならインデックス、2巻なら姫神……という風に)
・キャラクター同士の掛け合い、愉快な日常(13巻は除く:その分を12巻が補っているので問題ナシ)
・悪役が転じて正義、あるいは上条サイドとして加勢する、あるいは一方通行のように新主人公となる

なんじゃないかな、と私は思います。

ただ、新約に入ってからは、なんというか。かなりキャラクターが喰われている気がしてなりません。
ストーリーがウェイトを占めている上、毎巻ごとに新キャラクターが多く登場し、既存のキャラクターが「ストーリーを動かすための駒」となりつつある。本来のラノベは逆に、キャラクターがストーリーを創っていかないといけないんです。

それと、上条当麻の戦い方、というより主人公サイドの戦い方が変わりつつあるのも気になります。
今回、主人公サイドは彼の他に、御坂美琴、一方通行、浜面仕上、黒夜海鳥、番外個体(ミサカワースト)、バードウェイ。浜面仕上は別として、正真正銘の化物(超能力者:レベル5)が2人、化け物レベル(大能力者:レベル4)が2人、魔術師のプロが1人。
これだと、「今回は勝てるのだろうか」とか「どうやって勝つのだろうか」という緊張感が湧いて来ません。

もちろん、そういう物語もあります。いわゆる主人公無双と呼ばれる、最強の主人公が快刀乱麻の如く事件を解決していく物語。
それはそれで面白いのですが、それは禁書じゃないのでは。
もしこれが「今までのキャラクターが総じて上条サイドについて大暴れする」とかなら、ここまで積み上げてきたものが実感できて涙腺が緩みますが……御坂美琴は13巻で、一方通行・番外個体は20巻以降から、浜面仕上は15巻と19巻以降で大活躍しています。

つまり新鮮味がない。「新しい事件に対し、既存のキャラクター・勢力で戦う」ということになってしまっています。

この上、キャラクターがストーリーに喰われているとなると、じゃあこの巻の“禁書としての面白み”って何? ってことになってしまいます。

もしこれが全く別の物語で、「主人公サイドと敵サイドが派手にドカスカやりあう話」なら別に問題はないのですが、この話は禁書ですべきじゃなかったのでは。
いや、この話はというより、新約以降の話は、別シリーズでやってしまった方がよかったのではないでしょうか。
(もちろん、新約1巻のキャラクターの掛け合いは禁書ならではと思います)

本来の禁書から方向がズレて来ている上、明らかに下方修正のようにしか思えない展開。

それが新しい禁書ということで“新約”のタイトルネームをつけているのなら、理屈では納得できますが……なまじ元が好きなシリーズであるからこそ、頭が痛い問題となっております。





考察はここまで。あとは感想……とはいえ、考察で大半の感想は述べてしまってるからなぁ。

やっぱりキャラクターの掛け合いはもうちょっと欲しかった。特に御坂美琴と一方通行の再会。せっかく3巻以降引っ張り続けていたのに呆気なさすぎるって! 正直この2人で1冊くらい書いても誰も怒らないと思います。
他は……やっぱりバードウェイが強すぎるかなぁ。これで「今後バードウェイは完全に敵です」というのなら、壮大な裏切りに「コレは面白そうだ」と思うのですが。

ラストの歯がゆいアレは……もう、ね。上条当麻だもんね……。

さて、4巻はさらに話が大きくなりそうです。……嫌な予感しかしません。
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[ 2011/12/18 21:22 ] ライトノベル・小説 | TB(0) | CM(0)

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