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読了『空の境界(下)』

<読了>
『空の境界(下)』
著者:奈須きのこ
レーベル:講談社

今月1冊目。上巻を読み終えてかなり時間が経ってからの下巻読破。学園祭で忙しかったから仕方ない。

上巻の時と感想は大体同じです。考察というより、隙間がない物語。全部が全部、設定から舞台から能力まで独創的で、いわば「付け入る隙がない」って感じです。
完成された1作。
そんな言葉が似合う作品だなぁ、と私は思います。

下巻収録は、

・矛盾螺旋(上巻の続き)
・忘却録音
・境界式
・殺人考察
・空の境界

で、このうち「忘却録音」と「殺人考察」の間、たぶん3日くらい放置していた時間があったので、ちょっと前2つの話について記憶が曖昧ですが……。

私的には「忘却録音」が物凄く好きです。なんつーか、黒桐鮮花が個人的に好きなキャラ……とか言ってるからここ最近、私に妹萌え疑惑が浮上するんでしょうねえ。やだやだ。
まあそれを差し引いても、「忘却録音」は話としてとても面白かったです。
これはまだ考察の価値があり、隙間があり、それでいてやっぱり完成されていて、ようやく両儀式の本質が少しだけ見えてくる……というのと、“もしかしたら過去がわかるかも知れない”という恐怖がいいスパイスだと思います。
さすが“最終章の1つ前の話”って感じでした。

私が1番記憶している「殺人考察」ですが……白純里緒という方。確か「殺人考察(前)」(第2章)で名前だけは見た記憶があるんですが、ちょいと唐突すぎてびっくり。しかし出てきた瞬間からどういうキャラなのかすぐ分かり、ついでに敵役ながらやっぱり哀れであり、さらに“両儀式が殺した相手”という唯一無二の存在になったのは、色々と感慨深いものがあります。
殺人者と殺人狂の定義とかも“なるほどなぁ”と考えさせられたり。




ということでここで読破。読み終えての感想は、正直「オッケーこれ1回読んでそれで終わりでいいわ」って感じです。
なんとなく、読み終えてからも「この本は、読むべきだった」という気持ちは強いですが、やっぱり考察や想像の余地がないのは私にとって辛いというかなんというか。その点においては、この小説は私に合っていなかったのかもしれません。

けどすごく面白かったです。個人的に好きなのは「殺人考察(前)」「痛覚残留」「矛盾螺旋」「忘却録音」「殺人考察(後)」……ってほぼ全部やんけ。
1つに絞るなら……んー、「痛覚残留」かなぁ。
なんというか燃えました。両儀式の戦闘シーンが燃えた。
そういう意味では「矛盾螺旋」も同じなんですが、あれは“燃えた”というより“綺麗だった”っていうイメージが強かったです。あの話、なんか綺麗なんですよね。色々と。

「忘却録音」については『空の境界』として楽しんだというより、1つの面白い切り口からなる、別の物語、ってイメージが強かったです。やっぱり主人公ポジションが違うからか。

ここで挙げなかった「俯瞰風景」ですが、今から読み返してみればまた違う感想を抱くかも。最初の話だけあって、まだあの雰囲気に馴染めなかった部分があるのは事実です。
「伽藍の洞」は……あれは、うん、何を語ればいいか分かんない。



と、いうわけで。

完全に趣味として読むべき本。
やっぱり前評判通り、レベルはメチャクチャ高いなと思いました。
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[ 2011/10/04 19:54 ] ライトノベル・小説 | TB(0) | CM(0)

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