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ライトノベル感想『断章のグリム15』


断章のグリム〈15〉ラプンツェル〈下〉 (電撃文庫)断章のグリム〈15〉ラプンツェル〈下〉 (電撃文庫)
(2011/08/10)
甲田 学人

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「いま敵じゃないひとは、いつか敵になるひと。まだ気づいてないだけだよ……」
 葬儀屋の蘇りによる影響はまだまだ続く。蒼衣に復讐を誓う少年は、自分も死ぬ覚悟で蒼衣を苦痛の海へと沈めていく。遠くなりかけた視界に佇むのは、かつて蒼衣が破滅させ、いまは蒼衣を破滅させつつある、死した少女の姿だった。
 そして、蒼衣の窮地を救った雪乃も、勇路を始末するべく、動き出す。いまだ真相の掴めない〈泡禍〉に加え、勇路の存在は危険すぎた。蒼衣を置いていくことに不安は残るものの、雪乃は一人〈泡禍〉の渦中へと飛び込んでいくのだが──




今月2冊目。







怖ぇ。

『断章のグリム』は基本的に、“グロ”か“ホラー”、あるいはその両方がもれなくついてくるシリーズなのですが、今回はホラーがメインでした。ええ、人間が10~20人ほど集まって死体の山を作り上げ、血がだくだくと流れたところへ馳尾クンが剣山ぶっ刺したりしてましたけど、所詮はその程度のグロテスクでした。……その程度、ってねぇ。

それよりも怖いのは後半の“手”が織りなす“死者の国”。あの描写でどんな感じなのかがありありと浮かんでくるのが怖いことこの上ありません。
しかもまた全滅エンドだし!
いやもうバッドエンドはデフォルトですからいいんですけど、せめて、せめて玲くらいは……!
あの進みだと玲1人が助かって<保有者>行きかと思っていましたが、さすがに4巻のような「唯一、救われたエンド」はもうありませんか……そうですか……。

そんなホラー一辺倒グロテスクがおまけ+バッドエンドが見え隠れ、というどうしようもない物語の中でも、進行しているところは進行していました。

雪乃が特に。

雪乃が特に!(興奮すな)

やっぱり引き返したシーンがよかったというか、それが雪乃の生き方なんだなぁと。ただ少なからず蒼衣が影響している、ということが分かっただけで「うんうんっ!」と謎の笑顔を浮かべ頷いている私がいました。アホです。
それから馳尾。こいつこそ主人公タイプではないでしょうか。瑞姫のためにとか言いながら玲を助けようとしてるし。まあこのシリーズに温い恋愛要素なんて期待するだけ無駄なんですけどねー! フラグの欠片もねえや!

それから……やっぱり神狩屋さん、だよなぁ。

自殺志願者の極致って感じでした。私的には心境が理解できますし、自殺のために人を犠牲にするのも……うーん、と思いつつ共感はできます。しかし作者さんもこれ以上、蒼衣をいじめるのは忍びないと思ったのか(オイ)、自殺(蒼衣の力を強制的に引っ張り出して)手前のところで、ちょっきんさんこと笑美さんがいらっしゃいました。ええ、あれを見た瞬間、なぜか私は大爆笑していました。何か糸が切れたとしか思えません。ええ。

そんなわけで、オールバッドエンドではないバッドエンド。そして現れた最後の人。

クライマックス、らしいですが。
どうせバッドエンドなんだろうなぁ……。『Missing』のように、微かなりとも何かが残っている終わりをしていただけたのなら、それだけでどれほど嬉しいことか。
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[ 2011/08/10 22:46 ] ライトノベル・小説 | TB(0) | CM(0)

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